多くの人がこの本で記述式を学んでいるようで、確かにその手ごたえが感じられます。100文字から200文字の筆記解答では、「こういう表現こそ学習してきた証拠」というものがあり、この本はそのような見本の宝庫だと思います。以下、私なりに「これは使える!」という定番表現を抜き出し、またNAFLの模擬試験などの解答も参考にしてくわえたものを、ここにメモ代わりにアップしておきます。
<教案の問題点>
- 異なる構文を使って練習させると学習者が混乱する
- 会話の機能からいうと、その用語は同列には並べられない
- 答えを全て用意しない。自分の希望するトピックで説明させる
- 与える情報が多すぎると学習者の自由な発話が阻害され、読み上げるだけになる
- このタスクは授業の目的に合わない
- このタスクでは~を課題としている点が問題である
- このタスクは、実際にはありえない設定
- 現実に近い場面状況で自由に表現を選択させる
- 授業の本来の目的が達成されない
- 学習者の発話機会が少ない
- 学習者間のやりとりを増やす
- 学習内容が学習者のレベルに合っていない
- 話を切り出す時や依頼をする時は表現を和らげる必要がある
- 学習者のレベルが初級前半なら、既習語彙が限られていることに配慮すべき。
- 文化が違い、因果関係が理解できない恐れがある
- 練習のための作文ではなく現実的な活動にする
- コースデザインは十分なニーズ調査とレディネス調査が必要
- 必然性のある場面での自然な談話
- 学習者の心情的側面への配慮
- 読み手のニーズに合った文章
- ~の定着が狙い
- インフォメーションギャップを利用した総合的な練習
- 特定の情報を取り出すストラテジー:スキャニング
- 大意や内容を把握するストラテジー:スキミング
- 発話の意図や状況をとらえるストラテジー
- ロールプレイは会話の機能を意識して設定する
- 積極的な発言をうながす
- 会話の自然さも意識してモデル会話を作成する。
<指導に際して>
- 誤りの指摘は、ストレートな言い方をしない
- 教師がそのまま誤りを繰り返して学習者の反応を待ち、気づかせるのが柔軟で巧みな訂正方法
- 教えてあげようという気持ちを捨てる
- 学習者に自立的学習をうながす
- 学習意欲やプライドを配慮する
- 誤りの訂正を早く入れすぎない。発話をさえぎらない
- 内容にこだわらず発話を受け入れることも必要
<動機づけ>
- いきなり活動に入らない
- 短くてインパクトのある動機付けをする
- 読む前にの機付けの活動で必要な表現を学ぶ
- 読解のためのスキーマを呼び覚ます
- 語の意味を調べるのは動機付けにならない
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