2010年10月16日土曜日

日本語教育能力検定 筆記対策に使えそうな表現

いよいよ試験まで1週間になりました。筆記対策をしなきゃ!と思っている方も多いと思います。私もその一人で、先週から集中的にアルク「日本語教育能力検定試験に合格するための記述式問題50 」を読み返しました。



多くの人がこの本で記述式を学んでいるようで、確かにその手ごたえが感じられます。100文字から200文字の筆記解答では、「こういう表現こそ学習してきた証拠」というものがあり、この本はそのような見本の宝庫だと思います。以下、私なりに「これは使える!」という定番表現を抜き出し、またNAFLの模擬試験などの解答も参考にしてくわえたものを、ここにメモ代わりにアップしておきます。


<教案の問題点>
  • 異なる構文を使って練習させると学習者が混乱する
  • 会話の機能からいうと、その用語は同列には並べられない
  • 答えを全て用意しない。自分の希望するトピックで説明させる
  • 与える情報が多すぎると学習者の自由な発話が阻害され、読み上げるだけになる
  • このタスクは授業の目的に合わない
  • このタスクでは~を課題としている点が問題である
  • このタスクは、実際にはありえない設定
  • 現実に近い場面状況で自由に表現を選択させる
  • 授業の本来の目的が達成されない
  • 学習者の発話機会が少ない
  • 学習者間のやりとりを増やす
  • 学習内容が学習者のレベルに合っていない 
<具体的な学習者の問題>
  • 話を切り出す時や依頼をする時は表現を和らげる必要がある
  • 学習者のレベルが初級前半なら、既習語彙が限られていることに配慮すべき。
  • 文化が違い、因果関係が理解できない恐れがある
<教案の作成>
  • 練習のための作文ではなく現実的な活動にする
  • コースデザインは十分なニーズ調査とレディネス調査が必要
  • 必然性のある場面での自然な談話
  • 学習者の心情的側面への配慮
  • 読み手のニーズに合った文章
  • ~の定着が狙い
  • インフォメーションギャップを利用した総合的な練習
  • 特定の情報を取り出すストラテジー:スキャニング
  • 大意や内容を把握するストラテジー:スキミング
  • 発話の意図や状況をとらえるストラテジー
  • ロールプレイは会話の機能を意識して設定する
  • 積極的な発言をうながす
  • 会話の自然さも意識してモデル会話を作成する。
 <指導に際して>
  • 誤りの指摘は、ストレートな言い方をしない
  • 教師がそのまま誤りを繰り返して学習者の反応を待ち、気づかせるのが柔軟で巧みな訂正方法
  • 教えてあげようという気持ちを捨てる
  • 学習者に自立的学習をうながす
  • 学習意欲やプライドを配慮する
  • 誤りの訂正を早く入れすぎない。発話をさえぎらない
  • 内容にこだわらず発話を受け入れることも必要

 <動機づけ>
  • いきなり活動に入らない
  • 短くてインパクトのある動機付けをする
  • 読む前にの機付けの活動で必要な表現を学ぶ
  • 読解のためのスキーマを呼び覚ます
  • 語の意味を調べるのは動機付けにならない
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