2011年2月11日金曜日

Google, 楽天, News Corpが従業員にLivemochaでの語学学習を推奨。

Livemochaの公式ブログによると、楽天などグローバル展開を目指す企業がLivemochaでの語学学習を推薦しているとのことです。一部を意訳してみますと、
Google:会社負担により、従業員にLivemochaの英語・フランス語・イタリア語・ドイツ語・スペイン語の各Activeシリーズへのアクセスを提供。
楽天:いくつもの米国企業を買収後、三木谷社長は英語を社内公用語とし今後2年で従業員に流暢になるよう指示。様々な言語学習サイトを評価した結果、LivemochaのActivei Englishを、他の言語学習ツールと併用して推薦した。

楽天・ユニクロの発表以降、企業内での英語公用論は様々な語られ方をしています。英語公用論の論調としては「日本人同士が英語で話す意義」だけを誇張したものが多いように思われますが、例えばシンガポールでも中華系国民同士が話すときは北京語も使われます。企業での英語公用論は、このような矮小化された論調で語るべきではないでしょう。

一方日本でもすでに、参加者に1人でも日本語を理解しない英語話者がいれば会議を英語で行うのは常識です。英語がしゃべれなくても日本で職は得られるでしょうが、上を目指そうと思った場合、常に通訳が必要な人にその門戸が広く開けられることはないでしょう。

楽天がいくつかのツールの中にLivemochaを入れたのは、ネイティブによる作文や発音への添削に注目したものだと思います。将来、国外の楽天従業員がLivemochaを使って日本語を学習するようになったら、ぜひ丁寧に教えてあげたいと思います。

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2011年2月6日日曜日

月刊日本語2011年3月号 外部リンク・推薦図書

毎月出てくるようなものはこちらをどうぞ。


P6 辻芳樹(辻調理師専門学校校長)


P9
文化庁「平成21年度国内の日本語教育の概要」


P26 座談会「日本語教師に転職してよかった!!」


P46 日本語教師養成講座カタログ

P59 JICA「ナレッジサイト」
JICAボランティア公式ブログ

P60 中国人・韓国人の不思議


P66 日本語教育タイムズ
第二言語習得研究会
ユネスコ国際母語デー記念学術講演会
国際研究集会「言語教育とアイデンティティ形成-ことばの学びと連携と再編」
第13回専門日本語教育学会研究討論会
沖縄県日本語教育研究会
第31回メディアとことば研究会

P71 JSST(Japanese Standard Speaking Test)

P72
「日本語教育のビジョンと法律」

P76 インド人コミュニティを歩く
ICE(Indian community Edogawa)

P78 BOOK REVIEW


P79 今月の注目本!


P80 Information
第17回外国人市民による日本語スピーチコンテスト
多読のためのリライト講座
早稲田胃大学公開講演会「日本語音韻論:連濁を中心として」
第27回社会言語科学会研究大会
日本語教師を目指す人のための冬期公開講座
日本語教師養成講座説明会
ダンスで国際文化理解-世界の文化をダンスで学ぼう!-「ブラジリアン・ダンス」

P81 ALC Information
第4回日本語教師就職支援セミナー
ACTFL-OPI試験官養成ワークショップ7/12-15, 8/3-6

P83 読者プレゼント





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2011年1月6日木曜日

月刊日本語2011年2月号 外部リンク・推薦図書

毎月出てくるようなものはこちらをどうぞ。

P6,7 辺境作家 高野秀行

P7

P8,9 全国日本語教育の旅 千葉県
文化庁「平成21年度国内の日本語教育の概要」


P12 特集 海外で教えるという選択
国際交流基金『2009年海外日本語教育機関調査』結果(速報値)

P22 オーストラリアで教えてきました。
JAPEP「日本語教師アシスタントプログラム」

P30 アルク 第4回日本語教師就職支援セミナー(2012年2月19日(土))
カイ日本語スクール
独立行政法人国際協力機構(JICA)
日露青年交流センター
S&N Hayakawa Enterprises Pvt. Ltd.

P34,35 日本語探偵団
buzztter(ツイッターの今の話題を表示するサービス)

P46 現代日本語教育の基礎知識
「留学生30万人計画」骨子

P50 むらログ
nihongo.ppt(コピーフリーの初級日本語教育用パワーポイント)

P62,63 日本語教育タイムズ
ユネスコ国際母語デー記念学術講演会(2011/2/19(土))

P64 田尻英三のオピニオン

日本語教育学会2010年評議員懇親会議事録要録
「生活者としての外国人」に関する総合的対応策の実施状況

P65 GN編集部員の気になるNEWS

地方自治体における外国人の定住・就労支援への取組みに関する調査結果(速報)

P72 ドラマCD「方言恋愛」が生まれるまで
「方言恋愛」公式HP

P73 真田真治教授に聞く


P74 Book Review
鳥飼久美子 「英語公用語」は何が問題か


P75 今月の注目本!


P76 Information
ユネスコ国際母語デー記念学術講演会(2012/2/19)
ゆっくり学ぶ日本語ボランティア
「みんなの日本語初級II」研修会大阪会場
ひょうご日本語教師連絡会議「学習者のコミュニケーションを伸ばす授業-教師が変われば、学習者が変わるー"
英国ロンドン留学・講座説明会&公開講義
日本語教師研修「教師活動のデザインIV」
日本語教育⇔認知言語学-日本語教師なら持っておきたい認知言語学のカード sn9nihongo@asahiculture.com
教壇実習コース

P77 ALC INFORMATION
第4回日本語教師就職支援セミナー(2012年2月19日(土))
平成22年度日本語教育能力検定試験 解説セミナー 大阪 東京
ACTFL-OPI試験官養成ワークショップ 大阪 東京

P79 読者プレゼント




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2010年12月30日木曜日

平成23年度新試験対応について。

日本語教育能力検定試験は平成23年度から内容・方針が改定されることになっています。
JEESのサイトでは、「本試験を対象別の日本語教育現場に枝分かれしていく前の,日本語教育の核を提示するものと位置付け」とする、と再定義しています。以下、主要な変更箇所をそれまでの要綱と比較してみました。
1.試験の目的
日本語教員となるために学習している者,日本語教員として教育に携わっている者を対象として,その知識および能力が日本語教育の専門家として必要とされる日本語教育の実践につながる体系的な知識が基礎的水準に達しているかどうか, 状況に応じてそれらの知識を関連づけ多様な現場に対応する能力が基礎的な水準に達しているかどうかを検定することを目的とする。
2.試験の構成
試験I  原則として,出題範囲の区分ごとの設問により,基礎的知識・能力,分析的知識・能力日本語教育の実践につながる基礎的な知識を測定する。
試験II  音声媒体により,言語学習の音声的特徴に関する知識,瞬間的知覚・判断能力を測定する。試験I,試験IIIの内容を含む。 試験Ⅰで求められる「基礎的な知識」および試験Ⅲで求められる「基礎的な問題解決能力」について,音声を媒体とした出題形式で測定する。
試験III  原則として,出題範囲の区分横断的な設問により,日本語教員の現場対応能力,問題解決能力,統合的判断能力,思考能力熟練した日本語教員の有する現場対応能力につながる基礎的な問題解決能力を測定する。
いずれも、「基礎的」「現場対応」という言葉が際立っています。

そして、これまでの出題範囲の中から、日本語能力の核となる「基礎項目」を設定して、それらを優先的に出題するとしています。要するに、これまでと違うものを出題するのではなく、これまでの範囲を配分を変えて出題する、ということになります。

個人的には変更前に合格できてとてもよかったと思っていますが、平成23年度試験を受けるとしても、範囲が変わるわけではないため、基本的な学習方法は変えなくてもよいのではないかと思います。このあたりは今後月刊日本語などの記事に注目していく必要があるでしょう。

また、変更点を読む限りでは、いわゆる「オタク」的知識からより実践的な知識を重視することで、受験者のすそ野が広がっていく可能性を感じています。さらに前回の試験内容変更のもととなった、平成13年度文部科学省発表「日本語教育のための試験の改善について」では、
日本語教育能力検定試験の水準については、現行の水準(大学学部の日本語教員養成副専攻課程修了者相当)を保ちながら、日本語教育の世界により多様な人材の参加が期待でき、幅広い知識とより実践的な能力を測定できるものが求められている。また、現行の水準の試験とは別に一段高い水準の試験を新たに設けることについて検討することも期待されている
としており、今後より高水準の試験を別に導入する布石になっているのではないでしょうか。いずれにせよ、平成23年度の改定は恐れる必要はなく、より自分を正当に評価できる試験になると考えた方がよいと思います。




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2010年12月29日水曜日

カイ日本語スクール「NAFL実習プログラム」で得たもの。

私の日本語教育経験は主にインターネット上で媒介語を用いたものであり、実地の経験はゼロに等しいものでした。NAFLという通信教育で独学を進めていても、次第に実際に誰かに教えてもらいたいと思うようになりました。

カイ日本語スクールのNAFL実習プログラムは、新大久保のカイ校舎での土曜日午前全5回の講座です。私が2010年5月に受けた時には私を含め4名が参加しました。予想通り私以外はみな女性で、1人は私と同じ年ぐらい、2人はもっと若い方でした。2名はすでに検定に合格しており、就職活動の一環として参加されていました。1名は現在仕事をしながら検定合格を目指し、今年無事に合格されています。

テキストでしか見たことのない「導入、合唱、個々、合唱」といった授業フローの実際を学び、参加者で分担して授業の練習をしていきます。最終日には実際にカイに通っている外国人学生を相手にリレー式で授業を行います。

このプログラムは、ティーチャーズトークがどんなものかを知る絶好の場であり、検定の筆記試験に必ず出題される「生徒に分かるような説明文を書く」対策として十分なものでした。また私の回は少人数だったため質問にも丁寧に対応していただき、通信教育で疑問に思っていた点(直接法とはいえ、単語の説明も英語を使わないのかなど)もかなりクリアにしていただきました。

しかし最大の収穫は、カイの先生や担当のアルクの方などとお知り合いになり、そのつてで様々な日本語教育関係者の方々とつながることができたことでした。カイの中村先生も「この業界はコネが重要」とおっしゃっています。アルクが2011年1月15日に開催する合格祝賀パーティにもカイの先生方もいらっしゃるようで、改めて絆を深めてこようと思います。


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2010年12月28日火曜日

必携問題集と、合格点に達するまでの学習法。

全くの門外漢から日本語教育に取り組んだ私の学習方法は、中学以来の同級生・友人で、「行列のできる法律相談所」で有名な本村健太郎弁護士のノウハウに従ったものでした。

 


 
「本村流」の端的な主張は「本業以外の勉強なら、勉強にかかるハードルを思いっきり下げ、そのかわり勉強を習慣化しろ」ということです。そして一定の試験範囲を持つ資格試験・検定試験に向けた効率的な学習方法を、2回目の受験で合格した司法試験や、2カ月で合格した世界遺産検定といった実体験を基に語ってくれています(実際口述筆記だったようです(苦笑))。

 
また彼は「問題集は解説も含めて何度も読め」と言います。実際、本番試験の錯乱肢はよくできており、同じ問題を何度やっても、理解や記憶があいまいな間は何度も間違えてしまいます。逆にいえば、同じ問題を何度もやることが重要であり、答えは絶対に本に書きこまないことが大切です。

 
私は
  • 日本語教育能力検定試験 合格するための問題集〈2007~2009年度〉
  • 日本語教育能力検定試験合格するための本 平成22年度版


 
を中心に徹底的に取り組み、間違った問題の横にはポストイットを張りまくり、次の回にできたらはずすしてページの縦に張りなおすという方法をとりました。

 
特に「合格するまでの問題集」はたぶん4周ぐらいやりましたが、それでも間違いは避けられません。何度も間違ってしまうカ所は、NAFLのテキストに戻り、慎重に確認しました。そして、この2冊とNAFL付属問題集、月刊日本語の付録などの範囲で十分合格ラインに達することができたと思います。

もちろん本番では見たこともないような問題も出ますが、もともと満点者がでないテストなので気にする必要はありません。落としてはいけない問題を、短い時間で確実にとる反射神経が必要なのです。


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2010年12月27日月曜日

私がNAFL日本語教師養成講座を選んだ理由。

LivemochaのQualified Japanese Tuturに先になってしまった私は、最小の費用で合格するのではなく、一発で確実に合格したいという理由で、迷わずNAFLを受講することにしました。

そのほかにも
  • 試験範囲をもっとも効率よく網羅し、迷わないで学習を進められるパッケージがほしかった。
  • 独学の中でも、分からないときに相談できる相手が欲しかった。
  • 合格後の活動のためにも、日本語教育業界情報が集まる「アルク」というメディアと接点を持ちたかった。
といった理由が挙げられます。

NAFLが家に届いてからの感想ですが、

  • 24冊入った箱はとてもコンパクト。ちょっと拍子抜けでしたが、部屋に置いておくのも、取り出すのもとても便利でした。
  • テキストはすべて大学で授業を受けているような語り口で書かれています。これがスムースに学習を続けられた、案外重要なことだったのではないかと思います。
  • 小単元ごとにあるポイントチェック(空欄を埋める方式)はよくできています。単元内容を丹念に覚えるような学習ではなくポイントチェックで確認する程度で十分だと思います。
  • 巻末の実力診断テストを解いて提出する仕組みですが、間違った点について赤ペン先生のような指導はありません(まあマークシート式なので仕方ないですが)。通信欄にはとても丁寧に対応していただけます。
  • 音声のテキスト2冊は本当によくできている!全く知識のなかった私でも、徐々に口の中の仕組みが分かってきました。
  • いずれにせよ、記憶や要領を獲得するには模擬問題集や過去問に何度も取り組む必要があります。試験対策というよりは、問題集をやる前のベース作りのつもりで、1月に5、6冊のペースでずんずん読み続けていきました。結果的にはこれが大成功だったと思います。
  • 何といっても、「月刊日本語」の定期購読が付いているのがいい!今後もこれだけは続けていくと思います。
  • NAFL受講生決起集会に参加できたのはとてもよかった。無料セミナーの上に、アルクだけでなく関連図書の即売会もあり、どの書籍がどういいのかというのを専門家にお聞きしながら購入しました。
 また、不満があるとすれば
  • 統計関係で2006年現在の数字などの記載があり、それが最新なのかどうなのかが分からないことがありました。しかし結局細かい数字を覚えるのは後回しにしたのであまり問題はありませんでした。実際、数字を覚えるのは問題集を繰り返し解く方が効率がよかったと思います。
  • 23巻の「視聴覚メディアと日本語教育」は、インターネット時代の今となっては内容があまりに古すぎる。しかしきっとこの業界自体も古そうなので(苦笑)、この単元は試験には出ないだろうと判断し適当に流しておきました。
  • 付属の模擬テストも、ちょっと形式が古いようです。
いずれにせよ、平成23年度の新形式に対応するといっていますので、十分な対応がなされることと思います。

NAFLに向いている人は
  • 専門外からこの検定を受けようとしている人。
  • 一発合格、または最悪でも2年計画で合格したい人。
向いていない人は
  • 420時間講習などですでに教科書のパッケージをもっている人
  • すでに日本語教育を大学で学び、自分で参考書を選ぶ目利きができる人 
と言えるのではないでしょうか。




NAFL日本語教師養成プログラム



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