2010年12月17日金曜日

日本語教育能力検定試験 合格ラインと筆記足切り点推定。

本日JEESより試験結果が郵送され、同時に試験の概要と正答の発表がありました。どうやらさすがに本日中には結果は届かない模様で、じりじりさせられています~。

JEESの概要より、合格ライン(合格最低点)を推定してみました。筆記の採点まで行った3394名中1197名が合格し(合格率35.3%)、その平均が158.3点、標準偏差が13.7点となっています。これが正規分布に従っているとすると、ExcelのNORMINV関数(平均と標準偏差に対する正規分布の累積分布関数の逆関数の値を返す)を使って、
=NORMINV(1-1197/3394,158.3,13.7) ⇒163.48点 (最低点からこの点数までに不合格者ゾーン(全体の64.7%)が入る)

と計算できますので、今回は164点が合格ラインじゃないかと推定できます。

筆記の採点まで行った受験者は、全受験者5584名中の3394名。逆にいえば残りの2190名がいわゆる「足切り」となっています。足切りラインも同様に計算してみると、マーク式のみ平均点134.9、標準偏差21.9を使って、
=NORMINV(2190/5584,134.9,21.9)  ⇒128.9点 (この点数までに下位の2190名が入る)
と計算できますので、129点が筆記の採点に進める最低点と推定できます。

筆記採点に進んだ受験者のマーク式平均は149.1。ここからの倍率は2.8倍。129点の人には筆記で満点をとっても望みはないでしょうが、164点に達するためにはマーク式で最低でも144点(筆記満点時)、筆記が平均点の9.2点だとすれば、マーク式154点が妥当な合格ラインなのではないでしょうか。

まだJEES発表の正答と答え合わせはしていませんが、なんとなく見込みあり!と信じて封書(合格なら封書でくるだろうとのこと)を待ちます!

※ちなみに、この方式で過去3年分の合格ラインを出してみましたが
平成19年:試算167点/アルク推定166点
平成20年:試算170点/アルク推定170点
平成21年:試算186点/アルク推定185点
なので、今年平成22年度は163でも可能性あり、164ならほぼ間違いないという感じではないでしょうか。



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